福岡から車で約1時間弱の場所にある朝倉市黒川(くろがわ)は
標高200~300mに位置し、九州山脈に包まれ清流に沿って開けた山間の里です。
その豊かな里山の自然と歴史ある風土の中に立つ小学校の校舎。
木枠の窓や板張りの廊下…。
ノスタルジー感溢れる風景の中、ドン!とたたずむ現代アートの数々!ここは黒川小学校を2000年に再生したアートビレッジ。
『共星の里』は互いの違いを認めながら独自性を生み出し、
共に星のように輝こう!との願いを込めた体験型アート空間です。
懐かしい風景の中でパワー溢れる現代アートの数々を気軽に楽しめる場所として、少しつつファンを広げながら今年で(2024年)
開館24年目を迎えました。
2022年には長年の活動が認められ第29回福岡県文化賞【社会部門】を受賞したアートミュージアムです。
大小7教室を展示会場とする『黒川INN美術館』では、
国内外のアーティストの作品を気軽に楽しめる常設展に加え、年間4~5回の企画展を開催しており、生命力あふれるオリジナル現代アート作品をゆっくりとご鑑賞できます。
また、世界各国の子供の純粋な絵が飾られた『世界子供美術館』や、石ころ・Tシャツ・段ボールアートなどの体験ができるワークショップも人気です!
100年前のエジソンの蓄音機の生音をはじめ、明治・大正・昭和の蓄音機の懐かしい音が聴ける『メモリアルサウンドルーム』は貴重な学習の場となっています。また、各種アートイベントや音楽コンサート、地元農家と連携した農業体験も開催しております。
時を忘れゆっくりと過ごせる木造の旧講堂は、レストランと作家の作品が気軽に購入できるギャラリーとしても活用しており、
懐かしい木の温もりを感じながら、ユニークな彫刻などが飾られたアート空間で四季折々の地元の食材を使ったお食事もお楽しめる
非日常の体感アートスペースであり、人の想いと場の力が融合したような訪れる人の多くを自ずと一旦ゼロに戻してしまうようなそんな場所です。
山々の四季が織り成す自然豊かな山里の中で、アートに出会う、触れる、体感する。
訪れた誰もが、忘れていた何かを思い出す・・・。
そんな「 時 」と「 空 」を超えた安らぎの空間がある。